記事検索はこちらで→
2021.10.05

ウイングトラベル

★IATA、2020-22年で業界損失22兆円以上

 危機最深部脱するも課題山積み、回復力は鮮明

 国際航空運送協会(IATA)のウィリー・ウォルシュCEOは10月4日、ボストンで開催中の第78回年次総会において、「航空会社にとってコロナ危機は甚大。2020年から2022年の間に、損失総額が2000億ドル(約22兆円)を超える可能性がある」ことを明らかにした。
 ウォルシュCEOは「航空会社は生き残るために劇的なまでのコスト削減に踏み切り、どのような苦境にも適応することができるように耐性を高めた。その結果、2020年に計上した1377億ドルもの損失は、今年は約520億ドルにまで縮小する」ことに言及。2022年にはその損失が「120億ドルにまで減少する見通しにある」とした。