ダッソーCEO、「ビジネス航空の未来を強く信じる」

中古機在庫は歴史的低水準、新造機市場も欧米で拡大

　ダッソー・アビエーションのエリック・トラピエ会長兼最高経営責任者（CEO）が、昨今のビジネス航空の市場環境について、「コロナ危機の影響でフライトが大幅に減少し、それに伴って受注も減少した」と、コロナ禍で苦境にあったことに触れつつ、一方で現在では「フライトはパンデミック前の2年前よりも高い水準にある」ことに言及した。さらに、中古機に対する需要は昨年に引き続き堅調で、中古機の在庫は歴史的な低水準にある」との認識を示した。こうした状況を踏まえ、「こうした背景があることから、私はビジネス航空の未来を強く信じている」とコメント。「米国経済の好況を受けて、米国では新造機航空機の市場が拡大しています。さらに欧州や中東でも見通しは明るい」ことを明かし、パンデミックによる混乱が収束に向かっている今、ビジネス航空の市場が活発に動き始めているとの認識を示した。