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2021.10.18

WING

21年度上半期の緊急発進は390回、中国機7割占める

回数減少も中国無人機飛来、露機は領空侵犯

 統合幕僚監部発表の2021年度上半期緊急発進実施状況は、4月1日から9月30日の6ヵ月間に緊急発進を390回行ったことを明かした。そのうち、推定も含め中国機に対する緊急発進は約72%を占める281回で、ロシア機に対するものは約26%の102回だった。いずれも情報収集機に対する発進が多かった。過去5年間の上半期の発進回数としては、中国機へは4番目、ロシア機へは5番目となった。しかし中国による無人機の飛行や、ロシアによる領空侵犯が発生するなどこれまでにない状況も見られ、防衛省・自衛隊では警戒感を強める。

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