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次期装輪装甲車選定、三菱とパトリアの一騎打ちに
GDLSは契約条件満たす車両を期日までに納車出来ず
陸上自衛隊の次期装輪装甲車選定作業において、候補車両が三菱重工業(日本)製の機動装甲車とパトリア(フィンランド)製のAMVの2車種による一騎打ちとなることが11月8日、防衛装備庁への取材で分かった。
この次期装輪装甲車選定では、2019年9月に装備庁が三菱重工・機動装甲車、パトリア・AMV、そしてジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ(GDLS)社(カナダ)製のLAV6.0を候補車両として選定したと発表したところ。現在は装備庁とメーカーが結んだ契約に基づき、試験用車両の製造・納入が進んでおり、当初の予定では2021年3月までに試験用車両を納車することとなっていた。
装備庁は候補車両について、「試作車両である三菱重工・機動装甲車は、現在製造企業で納車に向けて最終的な試験などを実施中。既存車両2車種のうち、パトリア・AMVについては今年3月に受領し、試験などに向けて各種準備を行っているところ」と説明した上で、「GDLS・LAV6.0については、契約条件を満たす車両が期日までに納入されなかったため、現在は候補車両から外れている」と答え、候補車両が2車種に絞り込まれたことを明かした。
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