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日本旅行中間決算、減収で赤字幅が拡大
海外旅行・インバウンド販売高増も粗利減
日本旅行の2018年6月中間期連結決算は、営業収益が前年同期比3.5%減の240億2900万円、営業損失は8400万円減の7億3500万円、経常損失は1100万円減の4億1300万円と圧縮したが、中間損失は8300万円増の3億6300万円と赤字幅が膨らんだ。
単体決算は、販売高が1.6%増の1996億1300万円、営業収益は原価増で4.2%減の202億7000万円、営業損失は1億1200万円減の6億6600万円、経常損失は4億5700万円減の1億300万円と赤字幅は減少、中間損益は3億3800万円の損失から7百万円の利益を計上し、黒字に転換した。
日本旅行単体の国内旅行部門は、販売高が2.5%減の1188億9400万円、営業収益が4.6%減の131億7100万円。販売高の内訳は、赤い風船が2.9%減の416億8500万円、団体旅行が0.8%減の335億6800万円、単品が2.4%減の407億2000万円といずれも厳しい状況が続く。
海外旅行部門は、販売高が4.4%増の580億9500万円と増加したものの、営業収益は国際航空券の取引形態変化などで2.3%減の40億1500万円と減少した。販売高の内訳は、マッハ・ベストツアーが8.3%増の154億400万円、団体旅行が4.0%減の90億8600万円、国際航空券などの単品が海外出張需要の拡大で7.2%増の309億6800万円となった。