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2018.09.03

WING

空港別収支、17年度の黒字は26空港中18空港に

営業黒字261億円と4年連続で営業黒字確保

 

 国土交通省がまとめた2017年度の国管理空港26空港(コンセッション空港を除く)における空港別収支によれば、黒字空港数は前年度の16空港から18空港へと改善したことが明らかになった。営業利益は前年度比82億円増えた261億円と、4年連続で営業黒字を計上。経常利益ベースでも前年度の約689億円に比べて、約122億円(17.7%)増加した約811億円を確保した。1年間の営業を通じて得られるキャッシュフローを表すEBITDAでも、前年度の約1128億円に比べ、約84億円(7.4%)増加した約1212億円となっている。
 国土交通省では、訪日外国人旅行者数の増加に伴う航空需要の拡大と、それに伴うターミナルビルの売上高の増加等が影響していると考えられると、各指標で改善がみられた理由を分析している。
 このうち航空系事業の損益をみてみると、昨年度の営業損失は約186億4000万円となった。これは前年度の損失幅に比べて11億9000万円の縮小。一般会計受入額などの営業外収益を加えた経常利益は、対前年度比約58億1000万円増加した約406億円だった。

 

※写真=17年度の国管理空港26空港の空港別収支では赤字空港が前年度比2空港減少。訪日旅客の増加やLCCの拡大が成長ドライバーに