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2018.09.04

ウイングトラベル

スカイマーク、20周年「星空ジェット」就航

年内に成田−サイパン・パラオへチャーター便

 スカイマーク(SKY)は9月3日、就航開始20周年を記念して「スカイマーク 20周年特別デザイン機公開&イベント」を羽田空港脇の自社格納庫で行い、本日から日本中を飛び回ることになる「星空ジェット」を公開した。イベントが行われた3日当日には、報道陣やスカイマーク関係者のほか、抽選で選ばれた一般参加者174名が参加し、スカイマークの就航20周年を祝した。
 スカイマークは2015年1月に東京地裁に対して民事再生法の適用を申請。現・スカイマーク会長の佐山展生会長率いる投資ファンドのインテグラルや、競争関係にあったANAホールディングスの支援で再建した。その後、2016年3月28日には民事再生手続きを完了したことを発表しており、その後も経済環境に恵まれるなど、追い風に乗って業績はV字回復を遂げることに成功している。
 そのスカイマークは、目標に掲げてきた定時運航率日本一達成という高い運航品質という看板をぶら下げて、いよいよ国際線事業進出へと新たな方向へと舵を切った。まずは年内にも成田−サイパン線と成田−パラオ線をチャーター便で運航して、来年には定期便化することを目指すなど、既に新たな目標を定めた。”成人式”を迎えたスカイマークが講じる一手は如何なるものか。同社の動きから目が離せそうにない。

 

 来年5月の国際線定期便化へ準備室設置
 他社のいない国際線就航、20年9月再上場へ

 

※写真=佐山会長をはじめとするスカイマーク役員陣と星空ジェットをデザインした橋本副操縦士