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三菱重工、次期戦闘機デジタルモックアップ全貌は5年以内に
DX活用で効率開発、デジタルモックアップは訓練・教育にも
三菱重工業が開発を進めている航空自衛隊次期戦闘機について、5年以内にデジタルモックアップの全体像が形になる。同社の防衛・宇宙セグメントの阿部直彦セグメント長が本紙の取材に応じて明らかにした。
阿部セグメント長は「5年以内にデジタルモックアップの全貌が見えてくる」ことに言及。これによりハードウェア、ソフトウェア開発の効率化、スピードアップが可能なほか、「開発した戦闘機が実際に運用に入った後、どこかを変更するような場合に際しても、仮想空間(サイバー空間)で様々な状況をシミュレーションし評価することができる。また異なる戦闘環境での戦い方を検討・確認する場合でも、戦闘環境のモデルを変えてシミュレーション評価したり訓練を行うことができるなど、メリットは非常に大きい」と話し、開発フェーズはもちろん、運用段階に入ってからも、デジタルモックアップをフル活用することで、効率・効果的な運用および能力向上を図っていくことができることを示唆した。
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