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2018.09.05

ウイングトラベル

関西空港、滑走路・駐機場冠水で再開メド立たず

連絡橋にタンカー衝突、5日も空港閉鎖

 非常に強い勢力を維持したまま、日本列島に上陸した台風21号の影響で、9月4日に関西国際空港のA滑走路や駐機場が冠水するなどの被害が発生した。同空港を運営・管理する関西エアポートによれば、5日の空港再開の予定はないという。関西空港の閉鎖により、関西空港を発着する空の便への影響が続く見通しで、例えば、関西空港を本拠地とするピーチ・アビエーションは5日の関空発着の国際・国内線全線の運航を取り止めるなど、利用者の足に大きな影響が出ている。
 一夜明けた5日朝から、関西エアポートがチャーターした関西空港と神戸空港を結ぶ高速船の臨時運航が始まった。高速船1隻あたりの定員は110名だが、運航は約15分〜20分間隔で行われているとのことで、空港島に閉じ込められた旅客を無料で神戸空港まで輸送している。加えて、前述したように関西空港と南海電鉄泉佐野駅を結ぶシャトルバスの運行も開始されており、今朝から”孤島状態”は解消された様相だ。
 なお、ピーチ・アビエーションによれば、本社事務所やターミナル2、事務所、格納庫に駐機中の3機の機材については被害がないとしているが、5日午前2時の時点では、関空島内の電話などの一部ネットワーク回線が繋がりにくい状況にあるという。