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2018.09.06

ウイングトラベル

ブランドUSA、旅行会社や異業種との連携強化

ステークホルダーミーティングを開催

 ブランドUSAは9月5日、都内で旅行関連業界の関係者を集めて「ステークホルダーミーティング」を開催した。当日はブランドUSAの活動状況や今後の方針などについてプレゼンテーションが行われた。日本市場向けの取り組みとしては、「米国への渡航プロセスをいかに容易にするか」という点を柱に据えて、OTAを含めた旅行会社と連携した活動を一層推進していくことや異業種とのタイアップなどに力を入れていく方針を示した。
 今回のステークホルダーミーティングでは冒頭でブランドUSA日本事務所の早瀬陽一代表から2013年度から17年度までの活動における成果について説明が行われた。早瀬代表は「ここ5年間でグローバルで540万人の渡航者の増加を生み出したほか、米国系航空会社の航空券で177億ドル(約1兆716億円)の売上効果をもたらした」点などを紹介した。
 日本市場については現時点での最新データとなる2016年の訪米客が5%減の358万人となったことを紹介。前年比マイナスとなったものの、早瀬代表は「英国やドイツなどの減少幅は日本よりも大きくなっており、成熟市場といわれる国の中では善戦したのではないかととらえている」と説明した。
 ブランドUSAは今後の市場成長度にあわせて、4つのグループに分けて活動を進めていく方針としている。日本についてはオーストラリア、カナダ、フランス、英国などを同じグループに含まれている。これらの市場での活動では「Make it Easy&Obivious」というタイトルのもと、成熟市場として、ソーシャルメディアやデジタルを活用したプロモーションに力を入れていくことやOTAを含めた旅行会社との関係強化、異業種とのコラボレーションに力を入れていく方針で取り組んでいくことを紹介した。

 

 地方向けセミナーでは新たなプレゼン手法導入
 旅行業界向けのウェブサイトを刷新

 

※写真=ブランドUSAの活動状況などを説明する早瀬陽一日本事務所代表

 

※写真=ステークホルダーミーティングの模様