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2018.09.06

ウイングトラベル

台風被害の関空、7日にも国内線再開へ

3段階で対応、国際線再開も「準備整い次第」

 安倍晋三内閣総理大臣は9月6日午前に開かれた平成30年7月豪雨非常災害対策本部会議で、7日にも関西国際空港の国内線を再開すると明言した。これまで11日の再開が一部報道で伝えられたが、それよりも計画を早めて再開に当たる。国際線も準備が整い次第再開するという。
 このたびの台風21号の影響で、関西空港は高潮により1期島を中心に冠水し、さらには強風で流されたタンカーが連絡橋へ衝突し、通行が不可能になるなど、大きな被害を受けた。安倍総理は、関西空港で夜を徹した排水作業および無線施設の交換作業などが行われているとし、さらに官邸に設置したタスクフォースでは、積極的に早期復旧に向けた検討を進めているとした。
 その上で、「まず国内線を明日(7日)中に再開し、国際線についても準備が整い次第再開する」と話した。さらに、現状では給油施設の損壊など多くの課題が残るとした上で、「空港の復旧に向けて、緊急、暫定、本格、と段階ごとに実施する内容を固める」と述べ、その内容については7日に明らかにする考えを示した。