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山崎統幕長、多国間連携強化出来た1年と評価
山崎幸二統合幕僚長は12月16日、2021年最後となった定例会見において、今年1年で印象に残った点について「日米同盟の強化、多国間の安全保障協力の推進、大規模接種センターの運営」を挙げて今年1年を総括した。
山崎統幕長は日本を取り巻く安全保障環境について、「周辺国による軍事力の更なる強化や、軍事活動の活発化傾向は依然として顕著」と述べた上で、「中国については、尖閣諸島周辺で海警局船舶が連日にわたり接続水域内で確認されるとともに、領海への進入を繰り返している。また、新型空母の建造や極超音速ミサイルの開発など、軍事力を近代化しており、接近阻止/領域拒否能力の強化などを図っている。10月には中露艦艇による日本周回航行や、11月には両国軍機の共同飛行など軍事的連携を強化するとともに、その活動を活発化させている」との認識を明らかにした。
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