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ロールス・ロイス、MQ-25のエンジン受注
ボーイングが選定、AE3007Nを1台搭載へ
ロールス・ロイスはこのほど、ボーイングより米海軍向け艦載無人給油機MQ-25の搭載エンジン供給者に選定され、米国インディアナポリスで製造するAE3007NエンジンをMQ-25に1台ずつ搭載することになったと発表した。
米海軍はボーイングとMQ-25Aの設計、製造契約を行い、4機が製造される。MQ-25は海軍が喫緊の課題としている、空母からの戦闘機の航続距離を延長させる空中給油能力を実現するものである。
AE3007Nはロールス・ロイスのAEエンジン・ファミリーの最新型で、1万ポンドの推力と合わせて電力を航空機に提供する。米海軍の無人航空機に対して、ロールス・ロイスはMQ-4Cトライトン、MQ-8Cファイヤスカウトに次いで3番目のエンジン供給となる。
実証済みのAEシリーズ・エンジンはターボファン、ターボプロップ、ターボシャフトの各派生型があり、合計すると7000台以上が米海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊、世界各国の軍・民航空機に搭載され、累計7400万飛行時間の実績を持つ。