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2022.01.07

ウイングトラベル

★黒字化へソリューション事業の収益拡大

 日本旅行 小谷野悦光社長に新春インタビュー

 

 日本旅行は昨年末に中期経営計画を見直し、2022年度を初年度とする25年度までの新たな4カ年計画を策定した。新中期経営計画では、売上総利益をコロナ前の2019年度464億円から2025年度300億円と減益を見込む一方で、営業利益は15億円と利益率を5%にまで高める。そのために、ツーリズム事業とソリューション事業のシェアを2019年度の60%対40%から、2025年度は32%対68%と、ソリューション事業のシェアを7割近くまでに成長させることを目標にする。既に、コロナ禍の中で2021年度から構造転換を図り、ワクチン接種事業などの非旅行業のソリューション事業の収益は全体の5割に達した。これにより、2021年度中間期の連結決算は6億円の中間赤字に圧縮し、日本旅行単体決算は1億2000万円の中間黒字を計上した。ウィズコロナでの生き残りと構造改革の成果による持続的成長の実現に取り組む小谷野悦光社長に新年の抱負を聞いた。(本紙編集統括=石原義郎)

 

 旅行事業ベースに新たな領域へ
 ワクチン接種事業の受託で「覚醒」