ウイングトラベル
★意味のない自粛をやめてグローバルに勝負を
正木経団連本部長、「国の扉をこじ開けよう」
日本経済団体連合会(経団連)の正木義久ソーシャル・コミュニケーション本部長は、トラベル懇話会の新春講演会で講演し、「観光関連産業で失われた10兆円を取り戻すためには、意味のない自粛をやめること。さらなる成長のためには国際的な往来が必要だ」とした上で、「やっぱりグローバルに勝負しよう。国の扉を一緒にこじ開けていきたい」として、渡航前・検疫・行動制限の「3つの壁」を改善していく必要性を強調した。正木本部長は、「地方の雇用を支えているのは観光・交通・飲食などの観光産業。世界中にいる日本ファンは我が国最強の安全保障」だとして、「その入国をいつまでも止めていていいのか。皆さんはフェース トゥ フェースで商売する営業と非対面の営業、どちらで買いたいか。商社も苛立っている」として、観光立国、貿易大国の日本にとって国際往来の再開が不可欠だと訴えた。米疾病予防管理センター(CDC)が出入国管理の方針を転換し、科学的根拠に基づき陽性者の自宅待機期間を5日間に短縮したことなどを引き合いに、「虎穴に入らずんば虎児を得ず。リスクを取って海外との往来の必要性を訴えていく」として、産業界が声を挙げていく必要性を重ねて強調した。
「人流抑制の一本足打法では効かない」
早期の予防・発見・治療、検査キット活用を