ウイングトラベル
フィンランド政観、日本市場への活動強化
外交樹立100周年機に、過去最高の渡航者数更新へ
Visit Finland(フィンランド政府観光局)のパーヴォ・ヴィルックネン本局局長が旅行業界向けの商談会の開催にあわせて来日し、9月5日に記者会見した。ヴィルックネン局長は2019年が日本とフィンランドの外交関係100周年を迎えることや日本?フィンランド間の航空路線が増便されることを契機として日本での誘致活動を強化していく方針を明らかにした。北欧の文化やファッションへの関心度が高い20歳代から40歳の女性を中心として、FIT客やフィンランドを経由して欧州各国へ向かうストップオーバー客、さらにファミリー層の観光需要開拓に向けたプロモーションを積極的に推進。そうした取り組みを展開していくことで「現状から10%以上訪問客数を増やしていき、これまでの過去最高だった2017年を上回る渡航者数を更新したい」考えを示した。
2017年のフィンランドでの日本人宿泊数は前年比17%増となる24万泊となった。ヴィルックネン局長は「ここ数年、日本からの観光客は右肩上がりで上昇している。特に若年の女性が文化やデザインなどに関して高い関心をもち、訪問者数が増加している。また、昨年はフィギュアスケートの国際大会も開催され、これが渡航者数を押し上げる結果となった」と総括した。
今年に関しては「上半期は昨年に比べて弱含みとなっているが、下半期でなんとか巻き返したい。そして来年は日本とフィンランドにとって特別な年を迎えるので、この動きに弾みをつけたい」とヴィルックネン局長は話す。
※写真=会見を行うVisit Finlandのパーヴォ・ヴィルックネン本局局長