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2018.09.11

ウイングトラベル

8月の旅行業倒産は2件、宿泊業は6件に

 東京商工リサーチ(TSR)によると、8月の旅行業の倒産は2件(前年同月は5件)、負債総額は75.7%減の8900万円だった。今年4-8月までの累計では、倒産件数は11件(前年同期は15件)、負債総額は10億3600万円(38.5%減)と前年比マイナスで推移している。
 8月は、国内旅行(株)(東京都品川区)が東京地裁から8月15日に破産開始決定を受けた。負債総額は5900万円。同社は国内旅行専門の第2種旅行業者で、航空チケットの手配などを手掛けていたが、航空会社の直販の流れから経営環境が変化、2016年中には事実上事業を停止していた。その後債務整理を進め、今年8月15日に破産開始決定を受けた。
 一方、8月の宿泊業の倒産は6件(前年同月は5件)、負債総額は124.1%増の40億円だった。4-8月累計の倒産件数は31件(前年同期は38件)で推移している。