ウイングトラベル
★観光産業の経済効果と雇用、今年中に回復も
WTTC、旅行制限撤廃ならコロナ前水準に
世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は、各国政府が旅行規制を撤廃し続けた場合、ツーリズム産業の世界のGDPへの貢献度と雇用創出効果は、2022年にコロナ前の水準に戻る可能性があるとの調査結果を明らかにした。WTTCの最新調査によると、ツーリズム産業の世界経済への貢献額は2022年に8兆6000億ドル(約980兆円)に達する可能性があるとし、コロナ前の2019年の約9兆2000億米ドル(約1050兆円)に比べても6.4%減と、ほぼパンデミック前の水準に戻る可能性があると試算している。
2020年は国境閉鎖などの厳しい水際対策により、19年比49.1%減の4兆5000億米ドル(約510兆円)と、ツーリズム産業の貢献額は半減しており、深刻な損失となっていた。