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2022.02.03

ウイングトラベル

★代理業ビジネス終焉、価値提供し正当な対価を

 百木田東武トップ社長、課題解決型で黒字化

 

 東武トップツアーズの百木田康二代表取締役社長執行役員は本紙インタビューに対し、「人が財産、地域から日本を元気にということは全く変わらずぶれずにやっていきたい」とする一方で、ここ数年は新型コロナウイルスの感染拡大やデジタル化という大きな環境変化に直面しており、「今までと同じことをやっていては立ち行かない」として、環境変化に機動的に対応できる会社をめざす方針を示した。また、チケットを販売して手数料をもらうような代理業ビジネスは「終焉を迎えつつある」として、提案型や課題解決型のソリューションビジネスへの転換を急ぐ考えを示した。東武トップツアーズはコロナ禍でいち早く事業構造の転換を進めており、ワクチン接種業務をはじめ地域の課題解決に資する自治体からの受託事業の獲得に成功している。その結果、コロナ1年目の2020年12月期は赤字だったものの、2021年度は早くも黒字転換できる見通しだ。百木田康二東武トップツアーズ社長に社長就任の抱負からめざす旅行業の姿まで幅広く聞いた。インタビューの一問一答は以下の通り。

 

 人と地域にこだわり、利益を上げて社員に還元
 事業構造を転換、自治体からの受託事業拡大