WING
戦闘機のミッションシステム統合を試作研究へ
概算要求で飛行実験機(FTB)に搭載し、飛行試験も
防衛装備庁は2019年度概算要求で、オープンアーキテクチャを適用した複数センサと統合情報処理部から構成される戦闘機のミッションシステムを試作し、既存大型機を活用した飛行実験機(FTB)に搭載して飛行試験で検証を行うため、後年度負担を含め約79億円を要求した。実施時期は2019年度から2023年度までで研究試作を行い、2023年度から2024年度に飛行試験を行う構想で、研究試作総額は約249億円を見込んでいる。
これは戦闘機等の作戦及び任務の成否に影響を与えるミッションシステムの能力を最大限引き出すため、同システムのソフトウエアおよびハードウエアの細部まで把握して、自国で適切に管理することが重要だとして、そのための技術を確立すべく研究試作、試験を行う必要があるとしている。