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★KNT-CT 4-12月期決算、赤字58億円に圧縮
販管費大幅減額、10-12月期コロナ後初の黒字
KNT-CTホールディングスの第3四半期(4-12月)連結決算は、売上高が1049億4400万円と前年同期比7割増加し、売上原価を838億3100万円に抑えたことで、売上総利益は211億1300万円と前期の2倍に拡大した一方、販管費を288億7100万円と前期から100億円圧縮したことで、営業赤字は前期の261億9400万円から77億5800万円に184億円減少した。これにより、経常損失は44億7200万円と前期比130億円、四半期損失は58億500万円と同158億円の赤字分が圧縮された。
第3四半期累計で販管費を見ると、2018年度の517.9億円から2020年度に381.5億円、2021年度は288.7億円と圧縮し、3年間で230億円を減額した。
同社連結決算を四半期ごとにみると、営業損失は第1四半期(4-6月)が74.3億円の赤字だったが、第2四半期(7-9月)では10.5億円に圧縮し、第3四半期(10-12月)では7.3億円の黒字に転換した。四半期単独で黒字を計上したのは、コロナ禍以降で初めてとなる。