ウイングトラベル
★ANAHDトップ交代、芝田氏「持続的成長描くことが課題」
片野坂社長「芝田は肝が座っている」、コロナ戦略共有も
ANAホールディングスの次期社長に4月1日付で就任することが決まった芝田浩二専務執行役員と、片野坂真哉社長が2月10日、都内で記者会見に臨んだ。芝田氏は「現下の新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、一刻も早く業績を回復させて、持続的なANAグループの成長軌道を描く。このことが私に課せられた課題」との認識を示しつつ、「ANA、ピーチ・アビエーション、まもなく立ち上がる第3ブランド。この3つの航空会社で航空旅客事業を担っていく。加えて、航空貨物事業、既存の関連事業、さらには新しく立ち上げるANA NEO、アバター、こうした新規事業領域もあるが、グループ全体の成長を促し、強靭なANAグループに変革を目指す」と抱負を語った。
一方、片野坂社長は芝田氏に白羽の矢を立てた理由について、「肝が座っている」ことを真っ先に挙げた。そのことを裏付けるエピソードには事欠かないようだが、時に片野坂社長の方針とは異なる方針を提示して、その方針を採用させるなど、胆力を高く買っていることを明かした。