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2018.09.13

WING

防衛装備庁、将来戦闘機は段階的能力向上へ

拡張性を確保した初期設計を重視

 防衛省はプロジェクト管理装備品の取得プログラムの2018年度分析と評価の一環として、将来戦闘機について、「『ブロック化』による段階的な能力向上が一般的である。将来戦闘機においてもこのような開発方式を検討し、一部は量産・配備と並行することを想定している」と述べていることは注目される。続けて、「仮に開発となった場合について、開発リソースの面等でこのような態勢がとれるかについて情報収集している。また、将来戦闘機の初期設計にあたり、このような拡張性を適切に確保するよう、技術的成立性の検討結果などを活用していく」と述べている。
 F-2の退役時期から後継機の開発時期が逆算され、将来戦闘機の開発着手時期が注目される中、現状で可能なモデルを先に開発し、段階的に能力向上していくやり方はあってしかるべきと考えられる。第6世代機であるとか、F-35を凌駕する性能などを前提にすると、開発に着手できないまま、時間を過ごすことになりかねない。このような考え方は先に示した事は評価されるのではないか。