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「あたご」がSM-3ブロックIBの迎撃試験に成功
ハワイで標的に命中、5隻目のBMD対応イージス艦に
海上自衛隊は、ハワイ・カウアイ島沖で実施したイージス護衛艦「あたご」のSM-3ブロックIB発射試験について現地時間の9月11日(日本時間で12日)、大気圏外において標的に命中したと発表した。この度の発射試験は11日22時37分、試験を支援する米海軍が、カウアイ島米海軍ミサイル発射試験施設から標的の模擬弾道ミサイルを発射。「あたご」がSM-3ブロックIBを発射し、大気圏外において標的に命中した。
「あたご」は昨年12月、弾道ミサイル防衛(BMD)能力を付与させる改修を行って、このほど迎撃試験が行われた。これで日本が保有するBMD能力を持つイージス艦は「こんごう」型の4隻と合わせて5隻目となった。引き続き「あたご」型の「あしがら」も改修を行っていて、今年度中に改修を終える見通し。