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2018.09.13

WING

伊丹・神戸で関空発着便の代替受入開始へ

伊丹で最大20便、神戸で15便の国内・国際線

 台風21号の影響により、甚大な被害を受けた関西国際空港の代替受入体制が整った。航空局は9月13日、伊丹空港で1日最大20便、神戸空港で1日最大15便の国際・国内線受入れ決定を発表した。具体的な便の設定は、3空港を経営する関西エアポートや、航空会社、CIQ関係機関などと調整しつつ、監査空港の代替機能を確保する構えだ。
 受入れの決まった伊丹空港は、午前7時から21時までの運用時間を変えずに1日当たりの最大発着数を370回から410回に拡大して、国際線を含め発着を認める。神戸空港では、通常午前7時から22時までの運用時間としているところ、午前6時から23時まで拡大して、1日当たり最大発着数を60回から90回へ拡大する。神戸空港では、年間2万回程度とする発着制限があるが、このたびの代替受入れに関しては、適用しないこととしている。
 政府や関西エアポートでは、この度の台風被害により一時機能が停止した関西空港の機能を補填するため、同じく関西エアポートが運営する伊丹空港、神戸空港において臨時受入が可能となるよう、地元と調整を行ってきた。このほど地元自治体が認めたことで、代替受入が可能となった。