岸防相、ロシア軍事作戦はハイブリッド戦

「国際法の深刻な違反」最も強い言葉で非難

　岸信夫防衛大臣は2月25日の閣議後会見で、前日にウクライナで始まったロシアによる軍事作戦について、ウクライナ全土で同時多発的に戦火が上がると同時に情報を混乱させる「ハイブリッド戦」の手法が取られているとの見解を示した。さらにロシアによる軍事行動は「明らかにウクライナの主権および領土の一体性を侵害し、武力の行使を禁ずる国際法の深刻な違反」だとして、日本国としてロシアの行動を「最も強い言葉でこれを非難する」と強調。ロシアに対して即時攻撃の停止と撤収を強く求めるとし、防衛省としては、関連動向の情報収集・分析に努めるとした。