JAXA、インターステラと小型ロケットエンジン研究開発

各々でエンジン設計・製作、幅広い試験データ獲得へ

　宇宙航空研究開発機構（JAXA）は3月2日、インターステラテクノロジズと小型ロケット用エンジンシステム技術の研究開発に関する共創活動を開始すると発表した。
　両者は2019年2月からJ-SPARCの共創活動（フェーズ1）を通じて、小型ロケットエンジンの主要コンポーネントである噴射器、燃焼室、ターボポンプを対象にした研究開発に取り組んできた。そのなかでJAXA角田宇宙センターの試験設備を活用。JAXAがこれまでのロケットエンジン研究で取得した技術の社会実装に向けた試行と将来の基盤技術として、小型ロケット用エンジン技術の研究開発を担当した。一方、インターステラテクノロジズは現在開発中の超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」に適用するロケットエンジンを想定した仕様の設定や技術の研究開発を実施した。