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関西空港、第1PTBが14日から暫定供用
A滑走路の運用も再開、北側は21日目処に
関西エアポートは9月13日、台風21号による高潮被害で水没した関西国際空港第1ターミナルについて、比較的被害が少なかった南側部分の供用を、14日0時から開始することを発表した。また国土交通省によると、第1ターミナル北側については9月21日を目処に再開を目指すほか、JR・南海ともに運休中の空港アクセス鉄道についても21日目処に運転再開することを目指したい方針を明かした。空港アクセス鉄道は14日に2基目の道路桁の撤去して、鉄道桁の健全性等を調査。この調査で問題が無いことが確認されれば、21日目途での運転再開を目指して復旧工事を進めていく計画だ。
関西エアポートによると13日現在、A滑走路は排水を完了したほか、排水ポンプは仮復旧、滑走路の清掃作業も終えたとのこと。航空灯火は復旧したほか、給油施設は消防当局やIATA、サプライヤーなどの確認を終えたという。燃料の品質についても、IATAやサプライヤーによる確認を終えた。一部が崩れていた護岸については、土のうやフィルターユニットによる保護で対策を終えたことを明らかにした。
また第1ターミナルの復旧状況は、41スポット中26スポットが使用可能で、手荷物取扱設備は国際線、国内線ともに使用可能なほか、IT設備、空調なども既に復旧済みだ。
照明関連設備は北エリアの一部を除き復旧済み。防災設備は監視設備を関空中央オペレーションセンターで集中監視しており、一部を巡回などで補完する。消防設備、放送設備については復旧したという。
電気、水、電話、インターネットなどについても、再開エリアでは機能が復旧済みとのことで、旅客が利用することになるレストラン・ショップについては第1ターミナル130店舗中60店舗で営業を再開する。ただ、一部の店舗では営業時間を変更するほか、一部飲食店でメニューを限定して営業する予定にあるという。