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2018.09.14

ウイングトラベル

白馬村岩岳「高級古民家リゾート」に再生

新会社設立、国内外富裕層向けに12月開業

 白馬観光開発は、長野県白馬村岩岳エリアの観光資源を再生し、全体を一体的なリゾートとして開発・運営する新会社「自然と伝統の融合した白馬岩岳の街並み活性化株式会社」(和田寛社長)を設立した。新会社は古民家を改装し、外国の富裕層などハイエンドの国内外の旅行者が満足できる「高級古民家リゾート」を開発・運営する。それら施設は今月から改装工事を開始し、12月から順次開業する。
 新会社は8月30日に設立され、ALL信州観光活性化ファンド、NECキャピタルソリューション、FUNNY各社も出資した。
 新会社は、古くからのせせらぎや水車、神社や古民家などの自然資源と伝統的景観が残る白馬岩岳のエリアを一体的なリゾートとして、新しい事業モデルを推進し、インバウンドを含む富裕層の誘致をめざす。
 高級古民家リゾートの開発は、大規模な宿泊施設を新たに建設するのではなく、白馬岩岳に既に点在する日本情緒のある古民家などの宿泊施設を再生・利用し、レセプション・ダイニング・ベッド等の機能を各施設に分担させることで、“街”自体に宿泊するというスタイルで運営する。
 レセプション・ダイニング機能は、江戸時代に庄屋の屋敷として建てられた「庄屋丸八」に集約。宿泊する部屋は近隣の和とモダンをテーマにリノベーションされた複数の古民家などに振り分ける。

 

※写真=レスプション・ダイニング機能を集約する「庄屋丸八」