★20年度修学旅行、高校3割実施、海外修旅ゼロ

　全修協調べ、中学56％、参加率はさらに低く

　全国修学旅行研究協会は、2020年度（2020年4月〜21年3月）の高等学校・中学校の修学旅行の実施状況をまとめた。2020年1月以降に新型コロナウイルスが世界的流行は、わが国の修学旅行に大きな影響を及ぼした。今回の調査はコロナ禍の影響を調査したもの。それによると、全国高等学校の修学旅行実施校数は、1535校で実施率は31.3%。うち公立高等学校は1195校、実施率33.5%。私立高等学校は340校、実施率25.3%。全国で25万2819人、うち公立19万6277人、私立5万6542人の生徒が参加し、参加率は24.5%だった。全国で2042校、53.3%の公立高校が修学旅行を中止し、海外修学旅行を実施した学校はなかった。
　また、全国中学校の修学旅行実施校は5636校で、実施率は56.0%。うち公立中学校は5435校、実施率58.5%、私立中学校は201校、実施率25.7%。全国で52万9146人、うち公立51万1698人、私立1万7373人の生徒が参加し、参加率は50.7%。