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新海上幕僚長に酒井良海将が着任
重視事項に「長期持続力の構築」など挙げる
海上幕僚監部では3月30日、防衛省で海上幕僚長離着任式を執り行った。新たに第35代海上幕僚長に着任した酒井良海将は海自隊員による栄誉礼・儀仗を受けた後、防衛省本省に登庁。退任する山村浩元海上幕僚長から引き継ぎを受けた。
酒井海幕長は着任挨拶として、ウクライナ情勢を含む現在の日本を取り巻く安全保障環境に触れた上で、日本の防衛政策が今大きな転換点を迎えていることは明らかであり、海上自衛隊としても将来の環境変化の動向を踏まえた大胆な政策の立案が求められていると指摘。「したがって『人』、『機能』、『構想』、『協働』の4つの努力の方向性を今後も堅持しつつ、次の2点を重視し、将来の如何なる環境変化に耐え得る精強な海上自衛隊を築いていきたい」と述べた。
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