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2022.03.31

WING

炭素クレジット、航空会社は多様な方法で調達を

中間シナリオ、24年~35年に9~24億トンオフセット義務か

 地球温暖化対策が喫緊の課題となるなか、航空業界は持続可能な航空燃料(SAF)の利活用、機体・エンジンにおける新技術、そして運航方式の改善など、多重の対策を施すことによって環境適合性を高めることを目指している。ただ、航空分野は温室効果ガスを排出削減することが困難であることも事実。大型機の電動化、水素燃料の活用などによるゼロエミッション化には相当程度の時間を要するとみられるほか、SAFの供給量および価格の安定にも課題が残る。そうしたなか補完的な対策としてカーボンプライシング、クレジット活用によるオフセット等市場メカニズムの活用も重要とされ、注目を集めている。

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