ウイングトラベル
★1月の国際観光客数、前年比130%増と回復
UNWTO、コロナ前水準の67%減に留まる
国連世界観光機関(UNWTO)によると、2022年の世界の観光産業は不確実性に直面しながらも好調なスタートを切った。ただ、新型コロナウイルス関連の旅行制限が未だに残る中、ロシアのウクライナ侵攻で不透明感が増しており、観光の回復が妨げられる可能性を指摘している。
UNWTOの最新統計によると、2022年1月の世界の国際観光客数は前年比130%増と2倍以上の伸びを示したが、コロナ前の19年レベルに比べれば67%下回った。1月は全エリアで対前年で大きな回復が見られたが、ヨーロッパ(199%増)とアメリカ大陸(97%増)は最も好調に推移した。ただ、コロナ前に比べると半分程度(欧州は53%減、アメリカ大陸は52%減)に留まった。
中東(89%増)、アフリカ(51%増)も前年同月比で回復したが、2019年比ではそれぞれ63%減、69%減の落ち込みとなっている。
アジア太平洋地域も1月は前年同月比44%増を記録したが、依然として旅行者の受入を再開していない地域もあり、2019年比では93%減と最大のマイナス幅となり回復の遅れを印象づけた。
お試し価格で公開中です