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2022.04.08

ウイングトラベル

★2月の旅客市場、回復もウクライナ紛争で失速

旅客需要は前年比115.9%増、19年比45.5%減

 

 国際航空運送協会(IATA)は4月6日(ジュネーブ現地時間)、今年2月の世界の航空旅客市場について、「1月に比べて力強い回復がみられたものの、2月24日にロシアによるウクライナ侵攻が、航空交通に大きな影響を与えた」との認識を示した。
 IATAによれば、航空旅客需要を表すRPKは2021年2月に比べて115.9%増加しており、対前年同月比で急速な回復を記録。今年1月のRPKは、21年1月のRPKと比較して、83.1%増だったことから、それを大きく上回る回復力がみられた。ただ、今年2月のRPKとコロナ前の2019年2月実績を比較すると45.5%減少しているとし、需要の回復は確実に進展しているものの、未だコロナ前を大きく下回っている様相だ。

※写真=世界の航空旅客市場の回復が進む。1月よりも回復は加速している。ただ、ウクライナ紛争など不安材料も