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2022.04.08

ウイングトラベル

★HTA局長、日本人旅行者がハワイ観光の模範に

マラマハワイ、地域社会と観光のバランス図る

 

 ハワイ観光局(HTA)のジョン・デ・フリーズ局長兼CEOは、JATA(日本旅行業協会)視察団とのミーティングで、「日本人旅行者はハワイを訪問する観光客の模範であり、スタンダードになるべき存在」と幾度となく強調した。HTAが掲げる「マラマハワイ」に通じるもので、サスティナブル・ツーリズム(持続可能な観光)、レスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)、リジェネラティブ・ツーリズム(再生観光)を推進する上で、日本人旅行者がハワイを訪問することが不可欠とまで言い切った。JATA視察団とのミーティングを終えて、デ・フリーズ局長は記者団との合同インタビューに応じた。
 デ・フリースHTA局長は、ハワイの観光戦略について4つの柱として、自然、文化、地域社会、グローバルの全ての分野を保護していくことを強調した。とくに「地域社会はハワイの自然が今から三世代後も今よりも良い状況を保ち、ハワイの文化、伝統、知見が三世代後も継承されて、多民族の地域社会が今よりも繁栄していることを望んている」と語った。
 「ビジネスでは軋轢は存在するが、三世代先にハワイがより良くなってほしいという共通のビジョンがあれば、それをもとに今何をすべきかを考えていくことができる」と述べ、地域社会と観光の共通のビジョンとして、再生型観光を進めていく考えを示した。

※写真=観光と地域社会のバランスを語るハワイ観光局(HTA)ジョン・デ・フリーズ局長兼CEO