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2022.04.11

ウイングトラベル

★2021年の日本人出国率0.4%、1%を切る

 日本人出国者数は51万人、1969年水準に後退

 

 法務省が発表した2021年(1〜12月)の出入国統計(確定値)によると、2021年の日本人出国者数は51万2244人となり、前年比83.9%減、19年比97.4%減と市場がほぼ消失し、日本人出国率は0.4%と1%を切ったことがわかった。出国率は政府の人口統計をもとに編集部が独自に算出した。コロナ禍の鎖国政策により、2021年は男女ともに全年代で出国率が1%を割り込んだほか、都道府県別にみても最も出国率の高い東京ですら0.9%に留まり、全都道府県で1%を割り込んだ。
 コロナ1年目の2020年は、1月中下旬に武漢で新型コロナウイルス感染症が確認され、2月以降の出入国に徐々に影響を与えたものの、年末年始や3月の卒業旅行、留学需要などは一部動いたことから、2020年の年間の日本人出国者数は前年の2000万人台からは大幅に減少したものの、317万人台(前年比84.2%減)を維持していた。