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★2021年度の旅行業倒産は27件、3年ぶり増加
TSR調べ、破産が9割、中堅規模に倒産広がり
東京商工リサーチ(TSR)によると、2021年度(2021年4月〜2022年3月)の旅行業の倒産件数は27件(前年比4件増、17.4%増)となり、3年ぶりに前年度を上回った。ただ、2019年度から3年連続で20件台が続いており、倒産件数は低水準で推移している。負債総額は42億4000万円で、前年比85.7%減と2年ぶりに減少したが、前年度に負債278億円の大型倒産が発生したことによる反動減。負債額別にみると、1000万円以上5000万円未満は11件で全体の4割を占めたものの前年比で21.4%減少。一方で、負債1億円以上5億円未満は5件(150.0%増)、5億円以上10億円未満は3件(200.0%増)となり、旅行業の倒産は中堅規模に広がっている。