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防衛省、17年度の倫理法違反行為の懲戒処分5件
いずれも利益供与関係、訓戒などは3件
防衛省はこのほど、2017(平成29)年度の自衛隊員の倫理の保持に関する状況および倫理の保持に関して講じた施策に関する報告をまとめた。それによると、2017年度中に倫理法違反行為に対して懲戒処分が行われた事案は5件で、16名が対象となったことが分かった。そのうち、減給が8名で、戒告が8名。また、訓戒などの措置が講じられた事案は3件で、17名が対象だった。
同報告書では、5件の懲戒処分について事案の概要が公開された。いずれも利害関係者以外の者から、社会通念上相当と認められる程度を超える財産上の利益供与を受けた隊員に対するものだった。事案1では3名が対象で、2名が減給1月(月額30分の1)と、戒告処分となった。事案2では、隊員1名が減給1月(30分の1)とした。事案3では、隊員2名のうち1名が減給1月(30分の1)と、戒告処分。事案4では隊員7名が対象で、1名が減給1月(15分の1)、1名が減給1月(30分の1)で、5名が戒告処分となった。事案5では、隊員3名のうち2名が減給1月(30分の1)、1名が戒告処分だった。