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三菱重工航空エンジン、長崎工場が全ラインフル生産に
燃焼器ケースのAI・IoTラインも本格生産、夜間・休日無人生産も
三菱重工航空エンジンの長崎工場が、いよいよ工場内の全てのラインで量産品の生産を開始したことが明らかになった。長崎工場の原田亮工場長(長崎製造部長)が明らかにした。
同工場では、エアバスのベストセラー機であるA320neoファミリー搭載用エンジンである「PW1100G-JM」エンジンの燃焼器および燃焼器パネルの製造を担う。
三菱重工航空エンジン長崎工場は、三菱重工長崎造船所内に2020年8月末に建築面積約5400平米の建屋が竣工。各種生産設備やシステムの搬入を開始し、同年11月4日にはオープニングセレモニーを挙行した。その後、2021年10月までの間、テスト加工や製造承認の取得、そして出荷品の生産を開始するなど、順次、生産ラインの稼働を開始していた。