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ボーイング、777-9納入開始を2025年に後ろ倒し
777X生産は23年まで一時停止、苦境の日本企業に追打ち
ボーイングは4月27日(シカゴ現地時間)、開発中の777-9(777X)について、初号機の納入開始時期を2025年に後ろ倒しすることを決めた。ボーイングはこの決定について、「認証取得要件を満たすために要する時間を再評価した結果」と説明した。ボーイングは昨年1月、新型コロナウイルス感染拡大による需要減退などを理由に、初号機納入時期を2023年後半に後ろ倒ししていた。
また、初号機納入時期を2025年に後ろ倒ししたことを受けて、「在庫およびスケジュールの変更反映し、在庫機を最小限に抑えるため、2023年まで生産を一時停止する」こともあわせて決定したことを明らかにした。生産停止明け後には、生産レートの引き上げを検討。これにより、需要が旺盛な777貨物専用機の生産能力を拡大することも目指す。
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