記事検索はこちらで→
2022.05.09

ウイングトラベル

★ANAHD21年度決算、当期純損失1436億円に

 旅客需要回復基調、貨物事業好調も奏功

 ANAホールディングスが4月28日に発表した2022年3月期決算(21年4月1日〜22年3月31日)によれば、当期純損失が1436億円で着地した。前年同期は新型コロナウイルス感染拡大の影響で4046億円もの巨額損失を余儀なくされたものの、大きく改善。年度を通してコロナ影響が続いたものの、旅客需要は回復基調にあるほか、貨物需要が好調に推移したことなどが奏功した。ただ、オミクロン株出現の影響で期待したほどには各数字は好転しなかった。
 2021年度の売上高はコロナ影響を受けながらも旅客需要が回復基調にあったほか、貨物需要が好調に推移。その結果、前年同期比40%増加した1兆203億円と、大幅な増収となった。損益面では営業損失1731億円(前年同期:4647億円の損失)、経常損益は1849億円(同:4513億円の損失)だった。