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関西空港8月、国際線旅客7%増の212万人
日本人14%増も外国人3%増と成長にブレーキ
関西エアポートが9月25日に発表した8月の関西空港利用状況によれば、国際線・国内線をあわせた総旅客数は対前年同月比3%増加した275万5302人となった。このうち国際線の旅客数は7%増加した212万240人へと拡大。一方の国内線旅客数は9%減少した63万5062人に留まった。
相変わらず大きな成長をみせる関西空港の国際線旅客数だが、その牽引役はかつては外国人旅客数だったものの、ここ最近は日本人旅客数の増加が目立つ。日本人旅客数は対前年同月比で14%伸びた79万7220人にまで膨れ上がった。日本人旅客数の伸び率は2017年度に平均3%だったものの、今年度に入ってから4月は12%増、5月が13%増、6月は11%増、おして7月も9%となるなど、大きく前年を上回る伸び率をみせている。
一方、外国人旅客数の伸びは鈍化しており、8月の実績でも3%増加した130万6460人となった。関西空港の外国人旅客数の伸びをみてみると、7月の伸び率はわずかに1%。2017年度は平均で21%もの高い伸び率をみせており、今年度に入ってからも4月が17%増、5月が23%増、6月は14%増と、第1四半期は二桁増を記録していたものの、第二四半期に入ってからというもの、その伸び率に急ブレーキがかかっている様相だ。ちなみに通過客は9%伸びた1万6560人となっている。