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2022.06.03

WING

防衛研究所、ロシア侵攻も南西重視トレンド継続

最も警戒するべきは中国、優先順位見失うな

 防衛研究所は「東アジア戦略概観2022」の発表に当たり、今年2月に勃発したロシアによるウクライナ侵攻の影響をまとめた別冊「ウクライナ戦争の衝撃」を発表し、このほど執筆した研究者らがウクライナ侵攻が周辺地域に与える影響など見解を示した。ロシアの行動は前触れなく急速に始まり、中国を含む近隣諸国でも想定外だった。その中で日本周辺の安全保障環境については厳しさを増しているものの、中国側の南西地域重視の姿勢を変えてはいけない。同研究所の見解としては、再び冷戦時代のように「北に戦力を集めることこそが危険であり、プライオリティを見失ってはいけない」として、引き続き日本が最も警戒するべは中国だとする考えを強調した。

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