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2022.06.06

WING

豪国防省、同国空軍P-8Aへの中国軍機による迎撃を公表

南シナ海で活動中にJ-16戦闘機が危険行為と主張

 オーストラリア国防省は6月5日(豪州現地時間)、去る5月26日に、豪州空軍P-8A哨戒機が中国軍J-16戦闘機から迎撃を受けたことを公表した。豪政府ではこの際にP-8Aとその乗員が危険にさらされたとして、危険行為に対する懸念を中国政府に対し発出した。
 この中国軍機の危険行為について現地メディアなどでは、リチャード・マールズ豪国防大臣が記者団に語った内容として、「J-16はP-8Aの前に出てチャフを放出し、放出されたチャフの一部をP-8Aのエンジンが吸い込んだ」と報じている。
 豪国防省は、この地域で数十年間にわたり海洋監視活動を行っており、国際法に従い、国際水域・空域の飛行における航行と飛行の自由の権利を行使していると述べている。