WING
米次期戦略原潜コロンビア級1番艦が起工式
既存艦との兼ね合いで「コロンビア特別区」と命名
米海軍海洋システム・コマンド(NAVSEA)は6月4日(米国現地時間)、ジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート(GDEB)がコロンビア級弾道ミサイル潜水艦の1番艦「USS Disrict of Columbia(SSBN-826、※コロンビア特別区、いわゆるワシントンD.C.)」の起工式を実施したと発表した。
この潜水艦はもともと「コロンビア」と命名予定だったところ。しかし、米海軍にはロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦「コロンビア(SSN-771)」が現役艦艇としてあり、合衆国法典第10編第8662条(a)において、「海軍の複数艦艇が同一の名称を持つことはできない」と定められていることから、カルロス・デル・トロ海軍長官が「コロンビア特別区」と命名した。なお、既存艦のSSN-771の方は、サウスカロライナ州、ミズーリ州、イリノイ州にある都市名に由来しており、SSBN-826は首都ワシントンD.C.に由来することになる。
お試し価格で全文公開中です。