AFSOC、2021年6月のMQ-9A墜落事故で事故調査報告

離陸中に僚機の電源を投入したことで操作接続不能に
　
　米空軍特殊作戦コマンド（AFSOC）は6月3日（米国現地時間）、2021年6月13日に発生した第27特殊作戦航空団（27SOW）所属のMQ-9A無人航空機（機体番号：14-4263）の墜落事故について、規定に反して離陸中の僚機MQ-9A（13-4604）の電源投入を行ったことにより、事故機の操作接続が不能となったことが原因とする略式事故調査報告書を公表した。
　これによると、事故は2021年6月13日23時ごろに米中央軍管内の非公開の場所で発生、事故機は離陸中に滑走路を逸脱して滑走路の標識に衝突、炎上し、機体は全損したというもの。損失は約1800万ドルとなっている。