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2022.06.09

ウイングトラベル

★一刻も早くG7並みに入国制限撤廃を要望

 OTOA大畑会長、支払いのグローバルスタンダード化を

 日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)は6月8日に通常総会を開催し、冒頭あいさつした大畑貴彦会長は、「世界では矢継ぎ早に大幅な規制緩和が行われている一方で、日本は未だにG7で唯一入国者数に上限を設けており、真の意味でG7並みの緩和措置が必須だ」と強調したうえで、「一刻も早く規制が撤廃され、海外との交流が進むことを望む」と、水際措置の早期撤廃を強く要望した。また、日本が出遅れる中で、欧米やアジアでは先行して国際交流が活発化しており、「支払いのグローバルスタンダード化が現実に動き出している」と強調。コロナ禍を経た環境激減により日本独自の商習慣が認められる環境ではなくなっているとしたほか、「これまではツアーオペレーターが仕入に当たり立て替え払いを行ってきたが、立て替えられる余裕はない」として、旅行会社には支払いの前払い化と精算タームの短縮を強く求めていく考えを示した。

※写真=旅行需要の早期回復へ意気込みを示すOTOA役員。左から田中純一副会長、荒金孝光副会長、大畑貴彦会長、遠藤洋二専務理事