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2018.09.27

WING

酒造りにもドローン投入、会津で実証実験

IoTソリューションで作業効率化・負荷軽減へ

 KDDIは野村総合研究所、会津アクティベートアソシエーション(AAA)と共に、会津若松の地場産業である「日本酒造り」の工程に、次世代移動通信システム「5G」やIoTの技術を活用した実証事業を開始した。5GやドローンをはじめとしたIoTソリューションを酒造りの各工程に導入し、作業の効率化や負荷軽減を目指す。
 この実証事業は野村総合研究所が総務省から受託した「郊外において高速データ伝送やIoTサービス等を支える次世代モバイルシステムの技術的条件等に関する調査検討」において、KDDI、野村総合研究所とAAAが、地元農業・酒造関係者である会津よつば農業協同組合や福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター等、会津若松市の協力を得て取り組む事業。日本酒造りの工程における米作りにおいて、圃場全体の生育状況把握が困難なため、施肥量調整が難しく、また、酒造りにおいては、人口減少や少子高齢化、杜氏の引退に伴い、醸造管理の知見が失われてしまうとともに、後継者不足による酒造りの負荷が増加傾向にあるという。