ウイングトラベル
★大学観光教育と観光関連産業が「ミスマッチ」
文科省、人材の「観光離れ」産学官で対策を
文部科学省は6月14日、和歌山大学に委託した「⼤学における観光教育の現状と課題」に関する調査研究報告を公表した。それによると、大学観光教育と観光関連産業は「ミスマッチ」の状況で、4年制⼤学で育成する観光⼈材を受け入れるキャパシティは小さく、待遇も低く、国公立を除いて離職率が高いという学生の「観光産業離れ」の厳しい現実が浮き彫りになった。報告書では、観光の中核を担う人材を確保するためには、「観光教育」そのものを問い直し、⽇本の観光を⽀える⼟台の構造や観光での働き⽅⾃体の変⾰するために、産学官連携によるコンソーシアムや協議会のような場や仕組みを構築し、定期的に議論を重ねていくことが必要と指摘している。
4年制大学受け入れのキャパシティ不足
観光実務人材は専門学校生、差別化必要