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自衛隊、小型機の捜索救難で空自航空機派遣
一度は機体目視も、福島県沖で消失、捜索続く
防衛省は9月27日、サイパン島から新千歳空港に向けてフライト中だった小型航空機・セスナ208(VH-FAY)からの通信が途絶えたことを受けて、航空自衛隊の航空機による捜索活動を実施した。対象の機体を目視確認し、さらには航空局から通信を試みたものの、応答がなかった。その後、福島県沖の太平洋上で同機の機影がレーダーから消失したため、28日午前11時現在、捜索活動が続けられている。
同機は27日午前7時にサイパン空港を出発。10時23分に通信を行った後、航空路上の通過予定時刻11時44分を過ぎても東京国際対空通信局に連絡がなかったため、東京空港事務所の救難調整本部(RCC)から防衛省、海上保安庁へ捜索救難活動を要請した。その後東京航空交通管制部では、レーダーに同機らしき機影を確認し、通信を行ったが応答がなかった。